語彙と文法
「エルゴー・ビバームス」と読みます。
ergō は「だから」を意味する接続詞です。
デカルトのCōgitō ergō sum.(われ思うゆえにわれあり)にもergōは使われています。
bibāmus は「(酒を)飲む」を意味する第3変化動詞bibō,-ere の接続法・能動態・現在、1人称複数です(下記参照)。「~しよう」と呼びかける表現(「意思」)と理解できます。
「だから、さあ飲もう」と訳せます。
飲むこと先にありきの場合、理由は後からいくらでもついてきます。うれしいから飲む、悲しいから飲むといった具合に。
写真は京都の「エルゴ・ビバームス」というお店です。(←閉店しました)
bibō,-ere(飲む)の接続法・能動態・現在の活用を確認しましょう。
第3変化動詞bibō,-ere(飲む)の接続法・能動態・現在の活用
単数 | 複数 | |
1人称 | bibam | bibāmus |
2人称 | bibās | bibātis |
3人称 | bibat | bibant |
コメント
コメント一覧 (2件)
たまたま入った鶯谷の万年さんのカウンターにあった色紙で見かけて検索したらこちらに辿り着きました。良い響きの言葉ですね。
コメントいただきありがとうございます。ergoの発音は厳密に言うと「エルゴー」になります。今まで「エルゴ」と表記していたことに気づいたので、今訂正しました。京都にはこの名称のフレンチのお店があります。