De fumo ad flammam.

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「デー・フーモー・アド・フラッマム」と読みます。
前置詞dē は「起源」を表し、「<奪格>から」を意味します。
fumō は「煙」を意味する第2変化名詞 fumus,-ī m.の単数・奪格です。
dē fumō で「煙から」と訳せます。
ad は空間的な移動先を表し、「<対格>へ」を意味します。
flammam は「炎」を意味する第1変化名詞flamma,-ae f.の単数・対格で、adとともに、「炎へ」と訳せます。
全体で、「煙から炎へ」を意味します。
「煙があれば炎が襲う」ということで、いわんとすることは、危機の初期的兆候を見逃すな、それは惨事につながるものだ、ということでしょう。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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