「アッキピテ・ハンク・アニマム・メークゥェ・ヒース・エクソルウィテ・クーリース」と読みます。
accipiteは「受け入れる」を意味する第3変化B動詞accipiō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称複数です。
hancは「この」を意味する指示代名詞hic,haec,hoc の女性・単数・対格で、animamにかかります。
animamは「命、魂」を意味する第1変化名詞anima,-ae f. の単数・対格です。
mē は「私」を意味する1人称単数の人称代名詞ego の対格です。
hīsは「この」を意味する指示代名詞 hic,haec,hoc の女性・複数・奪格です。
exsolvite は「解き放つ」を意味する第3変化動詞 exsolvō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称複数です。
「この命を受け入れ、私をこれらの苦悩から解き放ってくれ」と訳せます。
ウェルギリウスの『アエネーイス』に見られる表現です(Verg.Aen.4.652)。
カルタゴの女王ディードーが死に際し、形見の品々に呼びかけている場面での台詞です。