「ファータ・ウィアム・インウェニエント」と読みます。
fāta は「運命」を意味する第2変化名詞fātum,-ī n.の複数・主格です。
viam は「道」を意味する第1変化名詞 via,-ae f.の単数・対格です。
invenient は「見つける、発見する」を意味する第4変化動詞 inveniō,-īre の直説法・能動態・未来、3人称複数です。
「運命は道を見出すだろう」と訳せます。
人間がどう抵抗しても、運命はすでに定まっていて、人間の思いを聞き届けることなく自らの道を進むのみ、というニュアンスです。
ウェルギリウスの『アエネーイス』に見られる言葉で、原文ではヘレヌスの予言の言葉として示されています。
原文では次のように続きます。
aderitque vocātus Apollo. Verg.Aen.3.395
アポッローは祈られて(祈りにこたえて)現れるだろう。
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