ラテン語格言

Verbum semel emissum volat irrevocabile.

「ウェルブム・セメル・エーミッスム・ウォラト・イッレウォカービレ」と読みます。
verbum は「言葉」を意味する第二変化中性名詞、単数主格です。
semel は「ひとたび」を意味する副詞です。
emissum は「送り出す、放つ」を意味する第三変化動詞 emitto の完了分詞で verbum と同格です。
volat は「飛ぶ」を意味する第一変化動詞 volo の直接法・能動相・現在、三人称単数です。
irrevocabile は「呼び戻せない、取り消せない」を意味する第三変化形容詞 irrevocabilis, -e の中性・単数・主格です。主語の verbum と同格になります。この形容詞は副詞的に使われています。
「一度発せられた言葉は取り消せないまま飛んでゆく」と訳せます。
「綸言(りんげん)汗の如し」と同じ趣旨の言葉です。
ホラーティウスの『書簡詩』(1.18.71)に見られる表現です。

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