Lamentis gemituque et femineo ululatu tecta fremunt.

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「ラーメンティース・ゲミトゥークゥェ・エト・フェーミネオー・ウルラートゥー・テクタ・フレムント」と読みます。
lamentisは「悲嘆」を意味する第1変化名詞lamentaの複数・奪格です。
gemituは「呻き声」を意味する第4変化名詞gemitusの単数・奪格です。
femineoは「女の」を意味する第1・第2変化形容詞femineus,-a,-umの男性・単数・奪格です。
ululatuは「叫び」を意味する第4変化名詞ululatusの単数・奪格です。
tectaは「館」を意味する第2変化名詞tectumの複数・主格です。
fremuntは「とどろく」を意味する第3変化動詞fremoの直説法・能動態・現在、3人称複数です。
「悲嘆や呻き声、女の叫びで館がとどろく」と訳せます。
ウェルギリウスの『アエネーイス』に見られる表現です(Aen.4.667)。

アエネーイス
ウェルギリウス Publius Vergilius Maro
4794809557

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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