「エデ・ビベ・ルーデ・ポスト・モルテム・ヌッラ・ウォルプタース」と読みます。
ede は動詞 edō,-ere(食べる)、bibe はbibō,-ere(飲む)、lūde はlūdo,-ere(遊ぶ)の各々命令法・能動態・現在、2人称単数です。
英語に edible (食べられる)という言葉がありますが、edō がその語源です。
postは(~の後で)は対格を取ります。
mortemは第3変化名詞 mors,mortis f.(死)の単数・対格です。
nullaは代名詞的形容詞nullus,a-,-um(ない)の女性・単数・主格です。意味は英語のnoに相当し、voluptas にかかります。
voluptāsはvoluptās,-ātis f.(快楽)の単数・主格です。
動詞estが省略されています。estは不規則動詞sum,esse(ある、存在する)の直説法・現在、3人称単数です。
訳は、「食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽はなし。」となります。景気のいいフレーズですね。
カトゥルスがこのモチーフを使って有名な詩を残しています。いわく、「ともに生き、ともに愛し合おう」(Vīvāmus, mea Lesbia, atque amēmus.)と。
一見ホラーティウスの「カルペ・ディエム(Carpe diem.)」と似ていますが、考え方の中身は異なっていると思われます。
目次
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] Ede, bibe, lude, post mortem nulla voluptas. 食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽はなし […]
[…] Ede, bibe, lude, post mortem nulla voluptas. 食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽はなし。 […]