第5変化名詞 diēs(m.日)の変化
diēs(日)は男性名詞ですが、それ以外はすべて女性名詞です。
単数 | 複数 | |
---|---|---|
主格 | diēs | diēs |
呼格 | diēs | diēs |
属格 | diēī | diērum |
与格 | diēī | diēbus |
対格 | diem | diēs |
奪格 | diē | diēbus |
発音の仕方は、単数から順に、「ディエース・ディエース・ディエーイー・ディエーイー・ディエム・ディエー」です。 複数は「ディエース・ディエース・ディエールム・ディエーブス・ディエース・ディエーブス」となります。これが 最後だと思ってがんばって覚えましょう。これができたら、 ラテン語の名詞は制覇したことになります。
第5変化名詞 rēs f. もの、こと
単数 | 複数 | |
---|---|---|
主格 | rēs | rēs |
呼格 | rēs | rēs |
属格 | reī | rērum |
与格 | reī | rēbus |
対格 | rem | rēs |
奪格 | rē | rēbus |
2つの変化表でわかるように、単数・属格は -eīと-ēīの二種類があります(-eが長い場合と短い場合があります)。これにはわけがあります。rēsの単数・属格をみると-eīは子音(r)に続いています。この時の -eは短いままです。diēsの単数・属格はdi-に続く、つまり母音(i)に続くため -ēと長くなります。
第5変化名詞の例文
- Carpe diem. その日を摘め。
- Diēs dolōrem minuit. 日は悲しみを和らげる。
- Fidēs facit fidem. 信頼は信頼を作る。
- Fallācēs sunt rērum speciēs. 事物の外観は偽りに満ちている。
- Spem successus alit. 成功は希望を育てる。