Otia corpus alunt; animus quoque pascitur illis.

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「オーティア・コルプス・アルント・アニムス・クゥォクゥェ・パスキトゥル・イッリース」と読みます。
otiaは「暇」を意味する第2変化中性名詞 otiumの複数・主格です。
corpusは「身体」を意味する第3変化中性名詞 corpusの単数・対格です。
aluntは「養う」を意味する第3変化動詞 aloの直説法・能動態・現在、3人称複数です。
animusは「精神」を意味する第2変化男性名詞、単数・主格です。
quoqueは「~もまた」を意味する副詞です。
pasciturは「養う」を意味する第3変化動詞 pascoの直説法・受動態・現在、3人称単数です。
illisは指示代名詞 ille(それ)の中性・複数・奪格です。「それらによって」と訳せます。otiumの複数・奪格 otiis を指します。
「暇は肉体を養う。精神もまた暇によって養われる」と訳せます。
オウィディウスの『黒海からの手紙』に見られる表現です(Ov.Ex Ponto 1.4.21)。

悲しみの歌・黒海からの手紙 (西洋古典叢書)
オウィディウス 木村 健治
4876981132

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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