Omnia praeclara rara.

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Cicero
Cicero

「オムニア・プラエクラーラ・ラーラ」と読みます。
omnia は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・複数・主格です。praeclāraにかかります。
praeclāra は「すばらしい、卓越した」を意味する第1・第2変化形容詞 praeclārus,-a,-um の中性・複数・主格です。形容詞の名詞的用法で、「素晴らしいものは」を意味します。
主語はOmnia praeclāraで、「すべての卓越したものは」と訳せます。
rāra は「珍しい、稀な」を意味する第1・第2変化形容詞 rārus,-a,-um の中性・複数・主格です。この文の補語にあたります。
「すべての卓越したものは稀である」と訳せます。「卓越したものはすべて稀である」とも訳せます。
キケローの『友情について』に見られる言葉です。

rārusは英語のrare(レア)の語源です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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