Danda est animis remissio.

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「ダンダ・エスト・アニミース・レミッシオー」と読みます。
Dandaは不規則動詞dō,dare(与える)の動形容詞、女性・単数・主格です。remissiōと性・数・格が一致します。次のestとともに動形容詞人称表現を作ります。
estは不規則動詞sum,esseの直説法・現在、3人称単数です。
animīsは第2変化名詞animus,-ī m.(心、精神)の複数・与格です。「心に」。Dandaの間接目的語です。
remissiōは第3変化名詞remissiō,-ōnis f.(休養)の単数・主格です。この文の主語です。
「心に(animīs)休養が(remissiō)与えられるべき(Danda)である(est)」と訳せます。
セネカの『心の平静について(1章17節)に見られる表現です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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