Ego nullam aetatem ad discendum arbitror immaturam.

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「エゴー・ヌッラム・アエターテム・アド・ディスケンドゥム・アルビトロル・インマートゥーラム」と読みます。
Egōは1人称単数の人称代名詞、主格です。
nullam は英語の no を意味する代名詞的形容詞nullus,-a,-um の女性・単数・対格で、aetātem にかかります。
aetātem は「年齢」を意味する aetās,-ātis f. の単数・対格です。
discendum は「学ぶ」という意味の動詞 discō,-ere の動名詞で、ad とともに「学ぶために」を意味します。
arbitror は「思う、判断する」を意味する形式受動態動詞arbitror,-ārī の直説法・現在、1人称単数です。
immātūram は「未熟な」という意味の第1・第2変化形容詞immātūrus,-a,-um の女性・単数・対格で、aetātem の補語になります。
「私はいかなる年齢も学ぶのに若すぎることはないと思う。」という意味になります。
エラスムスの言葉とされます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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