「セド・クゥィス・エゴ・スム・アウト・クゥァエ・エスト・イン・メー・ファクルタース」と読みます。
sedは「しかし」を意味する接続詞です。
quisは「誰」を意味する疑問代名詞quis,quae,quidの男性・単数・主格です。
quaeは「どのような」を意味する疑問形容詞qui,quae,quodの女性・単数・主格です。
meは「私」を意味する1人称単数の人称代名詞egoの奪格です。
facultasは「力、能力」を意味する第3変化女性名詞facultasの単数・主格です。
「しかし私は誰なのか、あるいはいかなる力が私にはあるのか」と訳せます。
キケローの『友情について』に見られる表現です(Amic.17)。
友情について (岩波文庫)
キケロー Cicero