語彙と文法
「ドクトゥス・イン・セー・センペル・ディーウィティアース・ハベット」と読みます。
doctus は「知者」を意味します。元来は完了分詞ですが、名詞扱いします。第2変化名詞doctus,-ī m.の単数・主格です。
inは「<奪格>の中に」を意味する前置詞です。
sē は3人称の再帰代名詞suī(自分)の男性・単数・奪格です。in sē で「自分自身の中に」となります。
semper は副詞で「常に」という意味です。
dīvitiās は「富、財産」を意味する第1変化名詞 dīvitiae,-ārum f.pl.(常に複数)の対格で、habet の目的語です。
habet は「持つ」を意味する第2変化動詞 habeō,-ēre の直説法・能動態・現在、2人称単数です。
「知者はみずからの中に富をもつ」という意味です。
パイドルス『寓話集』に見られる言葉です。
類似表現
Sapiens habet dīvitiās in sē. 賢者は自らの中に富を持つ。
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