In pace leones, in bello cervi.

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語彙と文法

「イン・パーケ・レオーネース・イン・ベッロー・ケルウィー」と読みます。
pāce は「平和」を意味する第3変化名詞 pax,pācis f. の単数・奪格です。
leōnēs は「ライオン」を意味する第3変化名詞 leō,-ōnis m. の複数・主格です。
bellō は「戦争」を意味する第2変化名詞 bellum,-ī n. の単数・奪格です。
cervī は「鹿」を意味する第2変化名詞 cervus,-ī m. の複数・主格です。
「平和なときはライオン、戦争では鹿」と訳せます。
主語に想定されるのは「内弁慶」な人間のことで、ラテン語の leōnēs, cervī はこの文の補語になっています。
動詞はsunt(sumの直説法・現在、3人称複数)が省かれています。
「(彼らは)平和なときはライオン、戦争では鹿である(<sunt>)」と。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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