Scriptorum chorus omnis amat nemus et fugit urbem.

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「スクリプトールム・コルス・オムニス・アマト・ネムス・エト・フギト・ウルベム」と読みます。
scriptorumは「作家、著者」を意味する第3変化名詞scriptorの複数・属格です。
chorusは「集団」を意味する第2変化名詞、単数・主格です。
omnisは「すべての」を意味する第3変化形容詞、男性・単数・主格です。
amatは「愛する」を意味する第1変化動詞amoの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
nemusは「森」を意味する第3変化中性名詞nemusの単数・対格です。
fugitは「逃げる」を意味する第4変化動詞fugioの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
urbemは「都市」を意味する第3変化名詞urbsの単数・対格です。
「作家達の集団はみな森を愛し、都会を去る」と訳せます。
ホラーティウスの『書簡詩』に見られる表現です(Ep.2.2.77)。

ラテン文学を読む――ウェルギリウスとホラーティウス (岩波セミナーブックス S14)
逸身 喜一郎
4000281844

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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