Immodica ira gignit insaniam.

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Seneca
セネカ

語彙と文法

「インモディカ・イーラ・ギグニト・インサーニアム」と読みます。
immodica は「過度の」を意味する第1・第2変化形容詞 immodicus の女性・単数・主格で、īra にかかります。
īra は「怒り」を意味する第1変化名詞īra,-ae f.の単数・主格です。
gignit は「生む」を意味する第3変化動詞 gignō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
insāniam は「狂気」を意味する第1変化名詞 insānia,-ae f.の単数・対格です。gignitの目的語です。
「過度の怒りは狂気を生む」という意味になります。
セネカの『倫理書簡集』に見られる表現です(Ep.18.14)。

文献案内

セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I
兼利 琢也

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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