ラテン語格言

Homines id quod volunt credunt.

2011年5月11日

「ホミネース・イド・クォド・ウォルント・クレードゥント」と発音します。
hominēs は「人間」を意味する第3変化名詞、複数・主格で、この文の主語です。
id は指示代名詞 is,ea,id の中性・単数・対格で、関係代名詞 quod の先行詞となっています。
volunt は「望む」を意味する不規則動詞 volō,velle の直説法・能動態・現在、3人称複数で、目的語はidです。このidを quod voluntが説明しています。
crēdunt は「信じる」を意味する第3変化動詞 crēdō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称複数で、主語は hominēs です。
英語的に語順を並べ替えると、Hominēs crēdunt id quod volunt.です。そして英語の場合id quodをwhatで表します(People believe what they wish.となります)。
「人間は(信じたいと)望むことを信じる。」という意味です。
原文は、カエサルの『ガリア戦記』第3巻18節に見られる言葉で、そこには副詞 libenter (自由に)が頭についています。
この場合、「人間は、自分が信じたいと望むことを喜んで信じるものである。」という意味になります。

-ラテン語格言
-

© 2020 山下太郎 Powered by AFFINGER5