語彙と文法
「ドゥキス・イン・コンシリオー・ポシタ・エスト・ウィルトゥース・ミーリトゥム」と発音します。
ducis は、「指導者、指揮官、将軍」を意味する第3変化名詞 dux,ducis m. の単数・属格で、consiliō にかかります。
consiliō は「思慮、考え、判断、戦略」といった意味を表す第2変化名詞 consilium,-ī n. の単数・奪格です。
posita は「置く」を意味する第3変化動詞 pōnō,-ere の完了分詞、女性・単数・主格です。形容詞として用いられています。
estは不規則動詞sum,esse(である)の直説法・現在、3人称単数です。
virtūs は「勇気」を意味する第3変化名詞、女性・単数・主格で、この文の主語です。
mīlitum は、「兵士」を意味する第3変化名詞 mīles,-litis c. の複数・属格で virtūs にかかります。
「兵士たちの勇気は、指揮官の戦略に置かれている。」となります。
兵士たちを鼓舞できるのは指揮官であり、それは緻密な戦略に基づく必要があるという趣旨でしょう。
プーブリリウス・シュルスの言葉です。
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