Cibi condimentum fames est.

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「キビー・コンディメントゥム・ファメース・エスト」と読みます。
cibī は「食物」を意味する第2変化名詞 cibus,-ī m. の単数・属格です。condimentumにかかります。
condimentum は「調味料」を意味する第2変化名詞condimentum,-ī n. の単数・主格で、この文の補語になっています。
famēs は「空腹」を意味する第3変化名詞famēs,-is f. の単数・主格で、この文の主語に相当します。
「空腹は食物の調味料である」という意味になります。
キケローが『善と悪の究極について』(Cic.Fin.2.90)の中で引用している言葉です(原文では不定法句)。
関連した表現に、Famēs est optimus coquus.(空腹は最高の料理人)というのがあります。

キケロー

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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