Ergo bibamus.

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語彙と文法

「エルゴー・ビバームス」と読みます。
ergō は「だから」を意味する接続詞です。
デカルトのCōgitō ergō sum.(われ思うゆえにわれあり)にもergōは使われています。
bibāmus は「(酒を)飲む」を意味する第3変化動詞bibō,-ere の接続法・能動態・現在、1人称複数です(下記参照)。「~しよう」と呼びかける表現(「意思」)と理解できます。
「だから、さあ飲もう」と訳せます。
飲むこと先にありきの場合、理由は後からいくらでもついてきます。うれしいから飲む、悲しいから飲むといった具合に。


写真は京都の「エルゴ・ビバームス」というお店です。(←閉店しました)

bibō,-ere(飲む)の接続法・能動態・現在の活用を確認しましょう。

第3変化動詞bibō,-ere(飲む)の接続法・能動態・現在の活用

単数複数
1人称bibambibāmus
2人称bibāsbibātis
3人称bibatbibant
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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • たまたま入った鶯谷の万年さんのカウンターにあった色紙で見かけて検索したらこちらに辿り着きました。良い響きの言葉ですね。

    • コメントいただきありがとうございます。ergoの発音は厳密に言うと「エルゴー」になります。今まで「エルゴ」と表記していたことに気づいたので、今訂正しました。京都にはこの名称のフレンチのお店があります。

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