ラテン語格言

In hoc fallimur, quod mortem prospicimus:

「イン・ホーク・ファッリムル・クゥォド・モルテム・プロスピキムス」と読みます。
hocは「これ」を意味する指示代名詞hicの中性・単数・奪格です。quod以下の名詞節を指します。
in hocで「この点において」と訳せます。
fallimurは「迷わせる、誤らせる」を意味する第3変化動詞falloの直説法・受動態・現在、1人称複数です。形は受動態になりますが、日本語にする場合は「迷う、誤る」と訳した方が自然です。
quodは(英語のthatと同じく)名詞節を導きます。
mortemは「死」を意味する第3変化名詞morsの単数・対格です。
prospicimusは「遠くを見る」を意味する第3変化動詞 prospicio の直説法・能動態・現在、1人称複数です。
「この点で我々は誤る、すなわち、死を遠くに見ることにおいて」と訳せます。
「我々は死を遠くに見る点で過ちを犯す」と訳してもよいでしょう。
セネカの『倫理書簡集』に見られる表現です(Ep.1.2)。

セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I
兼利 琢也
4000926357

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