ラテン語格言

Nihil difficile amanti.

2011年5月13日

「ニヒル・ディッフィケレ・アマンティー」と読みます。
nihil は英語でいえばnothing にあたる不変化名詞です。この文の主語になっています(中性・単数・主格)。
補語が「困難な」を意味する第3変化形容詞 difficilis,-e の中性・単数・主格です。
動詞 est が省略されています。
amantī は第1変化動詞amō,-āre の現在分詞 amans の男性・単数・与格です。名詞として用いられ、「愛する者にとって」を意味します(「判断者の与格」)。
「愛する(恋する)者には何事も困難ではない」と訳せます。
キケローの『弁論家について』に見られる言葉です(Orat.10.33)。

弁論家について〈上〉 (岩波文庫)
キケロー Cicero

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