Ex fructu arbor agnoscitur.

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「エクス・フルクトゥー・アルボル・アグノスキトゥル」と読みます。
ex は「~から」(英語の from)と訳せる前置詞で奪格をとります。
fructū は「果実」を意味する第4変化名詞fructus,-ūs m. の単数・奪格です。
arbor は「木」を意味する第3変化名詞arbor,-boris f.の単数・主格です。
agnoscitur は「認識する、識別する」を意味する第3変化動詞agnoscō,-ere の直説法・受動態・現在、3人称単数です。
「果実から木は識別される」というのが直訳です。
「木はその果実によってなんという木かがわかる」という意味です。
転じて、人の真価は行動によって判断できるという趣旨の格言です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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