Protinus vive.

  • URLをコピーしました!

「プローティヌス・ウィーウェ」と読みます。
prōtinus は「ただちに」を意味する副詞です。
vīve は「生きる」を意味する第3変化動詞 vīvō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
「ただちに生きよ」と訳せます。
セネカの『人生の短さについて』(9.1)に出てくる表現です。
今日を生きよ」(マルティアーリス)という言葉も含め、この手の命令文は、私たちに「自分はほんとうの意味で生きているのか?」という反省を促す点で切れ味があります。

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)
セネカ 大西 英文

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

CAPTCHA


目次