Dum vita est, spes est. 命あるかぎり希望がある

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語彙と文法

「ドゥム・ウィータ・エスト・スペース・エスト」と読みます。
dum は「~するかぎり」を意味する接続詞です。
vīta は「命」を意味する第1変化名詞vīta,-ae f.の単数・主格です。
spēs は「希望」を意味する第5変化名詞spēs,-eī f.の単数・主格です。
「命がある限り、希望がある」と訳せます。

類似表現

似た表現として、Dum spīrō, spērō.があります。英語にWhile there is life, there is hope.(命がある限り、希望がある)という格言がありますが、Dum vita est, spes est.の英訳だとわかります。

キケローの『アッティクス宛書簡』(Att. 9.10.3)に次の表現があります。ut aegroto, dum anima est, spes esse dicitur, sic ego, quoad Pompeius in Italia fuit, sperare non destiti.

「病人については息のある限り(dum anima est)希望があると言われるように、私もポンペイウスがイタリアにいる間は希望を持つことをやめなかった。」という意味になります。

キケロ自身がこれを当時一般的な言い回しとして提示していることが分かります。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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