「アデス・アニモー・エト・オミッテ・ティモーレム」と読みます。
adesは「そこにある」を意味する不規則動詞(合成動詞)assum(ad+sum)の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
animōは「心」を意味する第2変化名詞animus,-ī m.の単数・奪格です(「場所の奪格」)。
ades animōで「心においてあれ」と訳せますが、「落ち着け」という意味で理解できます(熟語)。
omitteは「捨てる」を意味する第3変化動詞omittō,-ere の命令法・能動態・現在、2人称単数です。
timōrem は「恐れ」を意味する第3変化名詞timor,-ōris m.の単数・対格です。
「心においてあれ(落ち着け)、そして恐れを捨てよ」と訳せます。
キケローの『国家について』第6巻(「スキーピオーの夢」)に見られる表現です(Cic.Rep.6.10)。
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