「フギト・ホーラ」と読みます。
hōra fugit と同じ意味になりますが、ペルシウスの表現(5.153)は表題の語順です。
hōraはhōra,-ae f.(時)の単数・主格です。
fugit は「逃げる」、hōra は「時は」で、あわせると「時は逃げる」となります。
fugitはfugiō,-ere(逃げる)の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
せっかくなのでペルシウスの表現の文脈をご紹介しますと次のようになっています。
…cinis et manes et fabula fies,
uiue memor leti, fugit hora, …
あなたは灰や亡霊、人の口に上る話題になるだけだ。
死を胸にして生きよ、時は逃げるのだから。(5.152-153)
vīve memor lētī. は、vīve memor mortis と同じ意味です。
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