「イニークア・ヌンクァム・レグナ・ペルペトゥオー・マネント」と読みます。
iniqua は「不正な」を意味する第一・第二変化形容詞 iniquus, -a, -um の複数・主格で regna にかかります。
numquam は「けっして・・・ない」を意味する副詞です。
regna は「王国」を意味する第二変化中性名詞 regnum の複数・主格でこの文の主語になります。
perpetuo は「永遠に」を意味する副詞です。
manent は「留まる」を意味する第二変化動詞 maneo の直説法・能動相・現在、三人称複数です。
「不正な王国はけっして永遠には留まらない」という意味になります。
セネカの悲劇『メデア』に見られる表現です(196)。
セネカ悲劇集〈1〉 (西洋古典叢書)
セネカ 小川 正広
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