完了、未来完了、過去完了の受動態
直説法・受動態・完了、直説法・受動態・未来完了、直説法・受動態・過去完了の受動態は、完了分詞とsumの変化を組み合わせて作ります。
完了の受動態: 完了分詞+sumの現在
未来完了の受動態: 完了分詞+sumの未来
過去完了の受動態: 完了分詞+sumの未完了過去
amōの完了・受動態は次のように活用します。完了分詞は形容詞なので、主語の性・数・格に合わせて変化します。
amātus,-a,-um + sum, es, est
amātī,-ae,-a + sumus, estis, sunt
1. Amātus est. 彼は愛された。
2. Amāta est. 彼女は愛された。
3. Amātī sumus. 私たちは愛された。
amōの未来完了・受動態は次のように活用します。
amātus,-a,-um + erō, eris, erit
amātī,-ae,-a + erimus, eritis, erunt
4. Amātus erō. 私は愛されてしまうだろう。
5. Amātī erunt. 彼らは愛されてしまうだろう。
amōの過去完了・受動態は次のように活用します。
amātus,-a,-um + eram, erās, erat
amātī,-ae,-a + erāmus, erātis, erant
6. Amātus erās. あなたは(すでに)愛されていた。
7. Amātī erātis. あなたたちは(すでに)愛されていた。
完了の受動態の例文
- Ālea jacta est. Suet.Caes.32
賽は投げられた。
- Frustrā, cum ad senectam ventum est, repetās adulescentiam. Syr.215
老年に至って青春時代を再び求めても無駄である。
- Factus est consul bis. Cic.Amic.11
彼は二度執政官に選ばれた。
- Plaudite, acta est fabula.
拍手を。芝居は終わりだ。
- Rōma diē ūnō nōn aedificāta est.
ローマは一日にして成らず。
コメント