Solvite corde metum, Teucri, secludite curas.

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「ソルウィテ・コルデ・メトゥム・テウクリー・セークルーディテ・クーラース」と読みます。
Solvite: solvō,-ere(解く)の命令法・能動態・現在、2人称複数です。
corde: cor,cordis n.(心)の単数・奪格(「離反の奪格」)です。「心から」。
metum: metus,-ūs m.(恐れ)の単数・対格です。
Teucrī: Teucrī,-ōrum m.pl.(テウクリー人)の呼格です。テウクリー人はトロイア人の別名です。
sēclūdite: sēclūdō,-ere(追い払う)の命令法・能動態・現在、2人称複数です。
cūrās: cūra,-ae f.(心配、不安)の複数・対格です。
「テウクリー人よ(Teucrī)、心から(corde)恐れを(metum)解きなさい(Solvite)。不安を(cūrās)追い払いなさい(sēclūdite)」と訳せます。
ウェルギリウスの『アエネーイス』(1.562)に見られる言葉です。トロイア人を前にしたカルタゴの女王ディードーの第一声がこれです。
アエネーアースが部下アカーテースに向かって用いた言葉(1.463 Solve metūs; feret haec aliquam tibi fāma salūtem.)を想起させます。

ウェルギリウス

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー『神々の本性について』(岩波書店)、ネポース『英雄伝』(講談社学術文庫)、プラウトゥス『カシナ』、テレンティウス『兄弟』、ルクレ―ティウス『事物の本性について』(いずれも京都大学学術出版会)。単著に『ローマ人の名言88』(牧野出版)、『しっかり学ぶ初級ラテン語』、『しっかり身につくラテン語トレーニングブック』、『ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」』(いずれもベレ出版)、『お山の幼稚園で育つ』(世界思想社)。

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