「エト・スケレラーティース・ソール・オリートゥル」と読みます。
et は次に来る語を強調します。et A で「Aさえも」という意味になります。Et in Arcādiā ego. (アルカディア(理想郷)にさえ私(死神)はいる)の et と同じ用法です。
scelerātis は「極悪な、罪深い」を意味する第1・第2変化形容詞 scelerātus,-a,-um の男性・複数・与格です。ここでは名詞ととして使われています。「極悪人のために」と訳せます。「利害関係の与格」です。
sōl は「太陽」を意味する第3変化名詞sōl,sōlis m.の単数・主格です。
orītur は「昇る」を意味する形式受動態動詞 orior,-rīrī の直説法・現在、3人称単数です。主語はsōl です。
全体をまとめると、「極悪人たちのためにも太陽は昇る」と訳せます。
太陽は分け隔てしないという趣旨です。
セネカの言葉です(Ben.4.26.1)。
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