Perjuria ridet amantum Juppiter.

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「ペルユーリア・リーデト・アマントゥム・ユッピテル」と読みます。
perjūriaは「偽りの誓い」を意味する第2変化中性名詞 perjūrium,-ī n.の複数・対格です。
rīdetは「笑う」を意味する第2変化動詞rīdeō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
amantumは「愛する者、恋人」を意味する第3変化名詞 amans,-antis c.の複数・属格です。Perjūriaにかかります。
JuppiterはJuppiter,Jovis m.(ユッピテル)の単数・主格です。ユッピテルはローマ神話の最高神でギリシャ神話のゼウスに相当します。
Juppiterは第3変化名詞ですが、不規則です。

単数 Juppiter, Jovis, Jovī, Jovem, Jove

「ユッピテルは恋人たちの偽りの誓いを笑っている」と訳せます。
オウィディウスの『恋の技法』に見られる表現です(A.A.1.634)。

恋の技法 (平凡社ライブラリー)
オウィディウス Publius Ovidius Naso

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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