「ペルユーリア・リーデト・アマントゥム・ユッピテル」と読みます。
perjūriaは「偽りの誓い」を意味する第2変化中性名詞 perjūrium,-ī n.の複数・対格です。
rīdetは「笑う」を意味する第2変化動詞rīdeō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
amantumは「愛する者、恋人」を意味する第3変化名詞 amans,-antis c.の複数・属格です。Perjūriaにかかります。
JuppiterはJuppiter,Jovis m.(ユッピテル)の単数・主格です。ユッピテルはローマ神話の最高神でギリシャ神話のゼウスに相当します。
Juppiterは第3変化名詞ですが、不規則です。
単数 Juppiter, Jovis, Jovī, Jovem, Jove
「ユッピテルは恋人たちの偽りの誓いを笑っている」と訳せます。
オウィディウスの『恋の技法』に見られる表現です(A.A.1.634)。
恋の技法 (平凡社ライブラリー)
オウィディウス Publius Ovidius Naso