Ubi amici ibidem sunt opes.

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語彙と文法

「ウビ・アミーキー・イビデム・スント・オペース」と読みます。
ubi は英語の関係副詞 where 同様、「~する場所で」を意味します。
amīcī は「友」を意味する第2変化名詞 amīcus,-ī m. の複数・主格で ubi の導く従属文の主語になっています。
前半において、「友が~するところで」に省略されている動詞はsunt です。「友のいるところで」となります。
ibidem は「まさにその場所で」と訳せる副詞です。ubi amīcī (sunt) を指しています。
opēs は「富、財産」を意味する第3変化名詞 ops,opis f. の複数・主格で、後半の文の主語です。
「友のいるところ、そこには富がある」と訳せます。
プラウトゥスの喜劇『トゥルクレントゥス』に見られる言葉です。

目次

文献案内

プラウトゥスの作品は京大出版会の翻訳で読むことが出来ます。

ローマ喜劇集 (1) (西洋古典叢書)

ローマ喜劇集 (1) (西洋古典叢書)

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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