Utrumque casum aspicere debet, qui imperat.

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「ウトルムクゥェ・カースム・アスピケレ・デーベト・クゥィー・インペラト」と読みます。
utrumque は「(二つあるものの)各々の」を意味します。uterque の男性・単数・対格で casum にかかります。
casum は「事情、不幸」を意味する第四変化名詞、男性・単数・対格です。
aspicere は「見る、理解する」を意味する第三変化動詞 aspicio の不定法・能動相・現在です。
debet は「・・・すべきである」を意味する第二変化動詞 debeo の直説法・能動相・現在、三人称・単数です。不定法を伴い、非人称表現となります。すなわち、「人は・・・すべきである」という意味を表します。
qui は関係代名詞、男性・単数・主格です。先行詞は省略されています。「qui 以下の者は」と訳せます。
imperat は「支配する、命令する」を意味する第一変化動詞 impero の直説法・能動相・現在、三人称・単数です。
「支配者(支配する者)は両方の事情を理解すべきである」という意味になります。
プブリリウス・シュルスの言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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