Quia homines amplius oculis quam auribus credunt.

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「クゥィア・ホミネース・アンプリウス・オクリース・クゥァム・アウリブス・クレードゥント」と読みます。
quia は接続詞で理由を表します。「というのは・・・だから」と訳せます。
hominēs は「人間」を意味する第3変化名詞 homō,hominis c. の複数・主格です。
amplius は「より多く、より長く、よりはなはだしく」といった意味をもつ副詞です。
oculīs は「目」を意味する第2変化名詞 oculus,-ī m. の複数・与格です。
quam は「~よりも」と訳せます。
auribus は「耳」を意味する第3変化名詞 auris,-is f. の複数・与格です。
crēdunt は「信じる」を意味する第3変化動詞 credō,-ere の直説法・能動態・現在、3人称複数です。
「というのは、人間は耳よりも目の方をより多く信じるのだから」と訳せます。
セネカの言葉です(『倫理書簡集』6)。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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