Semper avarus eget.

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語彙と文法

「センペル・アウァールス・エゲト」と発音します。
semper は「常に」を意味する副詞です。
avārusは第1・第2変化形容詞avārus,-a,-umの男性・単数・主格です。ここでは名詞的に使われています(形容詞の名詞的用法)。
「貪欲な」という意味を持ちますが、ここでは「貪欲な者は」という意味で使われています。
対応する動詞 egetはegeō,-ēre(欠乏する)の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「貪欲な者は常に欠乏する」と訳せます。
ホラーティウスの言葉です。(『書簡詩』1.2.56)

ホラティウス全集
鈴木 一郎

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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