語彙と文法
「コンスエトゥードー・クゥァシ・アルテラ・ナートゥーラ」と読みます。
consuetūdōは「習慣」を意味する第3変化名詞 consuetūdō,-dinis f.の単数・主格です。
quasīは「いわば」を意味する副詞です。
alteraは「第2の」を意味する代名詞的形容詞 alter,-era,-erumの女性・単数・主格です。
nātūraは「本性、天性」を意味する第1変化名詞 nātūra,-ae f.の単数・主格です。
動詞 est(である)が省略されています。
「習慣はいわば第2の天性である」と訳せます。
キケローの『善と悪の究極について』にみられる表現です(Cic.Fin.5.25.74)。
一般にはquasīを取った Consuetūdō altera nātūra.の形や、この言葉を言い換えたŪsus est altera nātūra.の表現で知られます。