「オムニウム・レールム・プリンキピア・パルウァ・スント」と読みます。
omnium は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の女性・複数・属格です。rērumにかかります。
rērum は「物、事」を意味する第5変化名詞 rēs,reī f. の複数・属格でprincipia にかかります。
principia は「始まり」を意味する第2変化名詞 principium,-ī n. の複数・主格です。この文の主語です。
parva は「小さい」を意味する第1・第2変化形容詞、parvus の中性・複数・主格です。この文の補語になっています。
sunt は「である」を意味する不規則変化動詞 sum,esse の直説法・現在・3人称複数です。
「すべての物事の始まりは小さい。」という意味になります。
キケローの『善と悪の究極について』(5.58)に見られる言葉です。
キケロー選集〈10〉哲学III―善と悪の究極について
キケロー Marcus Tullius Cicero
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