「オムニア・スオー・テンポレ・ファキエンダ・スント」と読みます。
omnia は「すべて」を意味する第3変化形容詞 omnis,-e の中性・複数・主格です。
suō は3人称の再帰代名詞 suus,-a,-um の中性・単数・奪格で tempore にかかります。
tempore は「時間」を意味する第3変化名詞 tempus,-oris n. の単数・奪格です。
tempore は、suō とあわせて「それ自身の時に」となりますが、いわんとすることは、「そのもっとも適切な時に」ということと解釈されます。
facienda は「行う、する」を意味する第3変化動詞 faciō,-ere の動形容詞、中性・複数・主格で omnia と性・数・格が一致します。sunt とあわせて「~されるべきである」と訳せます(「動形容詞の人称表現」)。
「すべてのことがらは、そのもっとも適切な時に、行うべきである。」という意味になります。
時宜にかなった仕事に意味がある、ということですが、日常生活では、優先順位を間違って、些事に時間を使うこともあります。 「大事なことから手をつける。」という当たり前のことが肝心なのでしょう。
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