語彙と文法
「オクリー・ピクトゥーラー・テネントゥル・アウレース・カンティブス」と読みます。
全体の構文は、「oculīは pictūra によって teneō される。aurēs は cantus によって(teneō される)」となります。
Oculī は第2変化名詞 oculus,-ī m.(目)の複数・主格です。
pictūrā は第1変化名詞 pictūra,-ae f.(絵)の単数・奪格で、「絵によって」となります。「手段の奪格」です。
tenentur は「とらえる、魅了する」の意味を持つ第2変化動詞teneō,-ēreの直説法・受動態・現在、3人称単数です。
前半は、「目は絵によって捕らえられる」と訳すことができます。
aurēs は第3変化名詞 auris, -is f.(耳)の複数・主格で、後半の文の主語になっています。
cantibus は、「歌」を意味する第4変化名詞 cantus, -ūs m. の複数・奪格です。これも「手段の奪格」です。
全体の訳は、「目は絵によって捕らえられ、耳は歌によって捕らえられる(魅了される)」となります。
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