語彙と文法
「ユストゥス・ウト・パルマ・フローレービト」と読みます。
justusは「正しい、公明正大な」を意味する第1・第2変化形容詞 justus,-a,-umの男性・単数・主格です。ここでは名詞的に使われ、「正しい人は」と訳すことが出来ます。
utは「~のように」を意味します。
palmaは「シュロの木」を意味する第1変化名詞、palma,-ae f. の単数・主格です。
flōrēbitは「花が咲く、栄える」を意味する第2変化動詞 flōreō,-ēre の直説法・能動態・未来、3人称単数です。
「正しい人はシュロの木のように栄えるだろう」と訳せます。
flōreō(花が咲く)の現在分詞はflōrens(フローレンス)でフィレンツェの言葉の由来になっています。花の都と呼ばれるゆえんです。