Numquam periculum sine periculo vincemus.

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「ヌンクァム・ペリークルム・シネ・ペリークロー・ウィンケームス」と読みます。
numquamは「決して~ない」を意味する副詞です。
perīculumはperīculum,-ī n.(危険)。の中性・単数・対格です。
sineは「<奪格>なしに」を意味する前置詞です。
vincēmus はvincō,-ere(打ち勝つ)の直説法・能動態・未来、1人称複数です。
「我々は危険(をおかすこと)なしに、危険に打ち勝つことは決してないだろう。」と訳せます。
「虎穴に入らずんば虎児をえず」という言葉を思い出します。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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