語彙と文法
「イグノーランティア・ノケト」と読みます。
ignōrantiaは「無知」を意味する第1変化名詞ignōrantia,-ae f.の単数・主格です。
nocetは「害を与える」を意味する第2変化動詞noceō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「無知は害を与える」と訳せます。
これを機にignōrantiaの変化表を確認しましょう。
第1変化名詞ignōrantia,-ae f. 無知
単数 | 複数 | |
主格(呼格) | ignōrantia | ignōrantiae |
属格 | ignōrantiae | ignōrantiārum |
与格 | ignōrantiae | ignōrantiīs |
対格 | ignōrantiam | ignōrantiās |
奪格 | ignōrantiā | ignōrantiīs |
ignōrantia(無知)は英語のignoranceの語源です。
この語を用いた他の表現として次のものがあります。
Ignōrantia nōn excūsat. 法の無知は弁護しない。