Non omnes qui habent citharam sunt citharoedi.

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「ノーン・オムネース・クゥィー・ハベント・キタラム・スント・キタロエディー」と読みます。
Nōnは「~でない」。omnēsを否定します。
omnēsは「すべての」を意味する第3変化形容詞omnis,-e の男性・複数・主格です。この文では名詞的に用いられ、「全ての人々は」を意味します。これをNōnが否定し、「すべてでない人々が」。
quīは「~するところ」を意味する関係代名詞、男性・複数・主格です。先行詞はomnēsです。
habentは「持つ」を意味する第2変化動詞 habeō,-ēre の直説法・能動態・現在、3人称複数です。
citharamはcitara,-ae f.(キタラ)の単数・対格です。
suntは不規則動詞sum,esseの直説法・現在、3人称複数です。
citharoedīは「キタラ弾き」を意味する第2変化名詞 citharoedus,-ī m. の複数・主格です。
「キタラを持つところのすべてでない人々がキタラ弾きである」、すなわち、「キタラを持つ者すべての人々がキタラ弾きとは限らない」と訳せます。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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