Stillicidi casus lapidem cavat.

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「スティッリキディー・カースス・ラピデム・カウァト」と読みます。
stillicidīはstillicidium,-ī n.(しずく)の単数・属格です。テキストによってstillicidiīと表記される場合もあります。
cāsusは第4変化名詞 cāsus,-ūs m.(落下)の単数・主格です。
lapidemはlapis,-idis m.(石)の単数・対格です。
cavatは「穴をあける」を意味する第1変化動詞cavō,-āre の直説法・能動態・現在、3人称単数です。
「しずくの落下は石に穴をあける」と訳せます。
「点滴岩を穿つ」の意味です。
Gutta cavat lapidem non vi sed saepe cadendo.Assidua stilla saxum excavat.と同じ趣旨の言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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