Cuivis dolori remedium est patientia.

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「クイーウィース・ドローリー・レメディウム・エスト・パティエンティア」と読みます。
cuīvīsは不定形容詞quīvīs,quaevīs,quodvīs の男性・単数・与格で「どんな」を意味します。この文ではdolōrī にかかります。
dolōrī は「悲しみ」を意味する第3変化名詞dolor,-ōris m.の単数・与格です。
remediumは「救済」を意味する第2変化名詞remedium,-ī n.単数・主格です。
patientia は「忍耐」を意味する第1変化名詞patientia,-ae f.の単数・主格です。
「どんな悲しみにとっても忍耐が救済としてある(忍耐はあらゆる悲しみの救済である)」と訳せます。
プブリリウス・シュルスの言葉です。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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