Non convalescit planta quae saepe transfertur.

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「ノーン・コンウァレースキト・プランタ・クァエ・サエペ・トランスフェルトゥル」と読みます。
convalescit は「強くなる、元気になる」を意味する第三変化動詞 convalesco の直説法・能動相・現在、三人称・単数です。
planta は「植物」を意味する第一変化名詞、単数・主格です。
quae は関係代名詞、女性・単数・主格です。先行詞は planta です。
saepe は「しばしば」を意味する副詞です。
transfertur は「移し替える」を意味する不規則変化動詞 transfero の直説法・受動相・現在、三人称・単数です。
「しばしば移し替えられる植物は元気にならない」という意味になります。
セネカの『倫理書簡集』に見られる言葉です(Ep.2.3)。

セネカ哲学全集〈5〉倫理書簡集 I
兼利 琢也
4000926357

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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