カエサル『ガリア戦記』第1巻をラテン語で読む

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カエサル『ガリア戦記』を読む

カエサルのラテン語を読むための本を書きました(Kindle出版)。

カエサルの『ガリア戦記』は、ラテン語の初級文法を終えた人が最初に読むテクストとして知られます。本書は原文のすべての単語に文法説明をつけ、逐語訳を載せています。一通りラテン語を学んだ人にとって、この本があればカエサルの原文をじかに読む喜びを味わえるでしょう。

作品紹介より

ラテン語の文法をひととおり終えた人なら(あるいは途中でも)十分ご理解頂ける内容だと思います。et(そして)一語に至るまで説明しています。(サンプル

サンプルをご覧になって、「なるほど、ふむふむ」と感じる人と、「目がちかちかする。チンプンカンプン」という人と二通りに分かれるでしょう。

文法を学ぶ目的として、このサンプルを「ふむふむ」と理解できる程度に学ぶ、というのはどうでしょうか。けっして「なにからなにまで活用や変化を暗記するぞ」と肩に力を入れなくても、「調べて理解できる」という目標に切り替えると、かりに「覚えては忘れる」という繰り返しであっても、あきらめずに前に進んでいけるはずです。

ラテン語講習会ではカエサルの『ガリア戦記』をじっくり精読しています(オンライン講座)。このクラスの資料(ワードファイル)が上で紹介した図書のベースになっています。

ラテン語講習会

ラテン語講習会では月に2講座(それぞれ独立した講座)で『ガリア戦記』を読んでいます。片方は第1巻後半、もう片方は第2巻を読んでいます。

1か月に1度のペースで、予習・復習にある程度時間をとることができます。ご質問は随時受け付けています。

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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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