Sapiens ut sol permanet; stultus autem ut luna mutatur.

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「サピエンス・ウト・ソール・ペルマネト・ストゥルトゥス・アウテム・ウト・ルーナ・ムータートゥル」と読みます。
sapiensは「賢者」を意味する第3変化名詞sapiens,-entis c.の単数・主格です。
ut は「~のように」を意味する副詞です。
sōlは「太陽」を意味する第3変化名詞sōl,sōlis m.の単数・主格です。
permanetは「とどまる」を意味する第2変化動詞 permaneō,-ēreの直説法・能動態・現在、3人称単数です。
stultusは「愚か者」を意味する第2変化名詞stultus,-ī m.の単数・主格です。
autemは「一方」を意味する接続詞です。
lūnaは「月」を意味する第1変化名詞lūna,-ae f.の単数・主格です。
mūtāturは「動かす、変える」を意味する第1変化動詞 mūtō,-āre の直説法・受動態・現在、3人称単数です。
この単語は受動態のとき、自動詞の能動態の意味(「動く」、「変わる」)を表します。
「賢者は太陽のようにとどまるが、一方、愚者は月のように変化する」と訳せます。
「賢者は太陽のように不動であるが、愚者は月のように移ろいやすい」と意訳できます。

中国の孔子は賢者を北斗七星に例えていましたね。
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この記事を書いた人

ラテン語愛好家。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。FF8その他ラテン語の訳詩、西洋古典文学の翻訳。キケロー「神々の本性について」、プラウトゥス「カシナ」、テレンティウス「兄弟」、ネポス「英雄伝」等。単著に「ローマ人の名言88」(牧野出版)、「しっかり学ぶ初級ラテン語」、「ラテン語を読む─キケロー「スキーピオーの夢」」(ベレ出版)、「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)。

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